塾通いの子どもたちは、塾に行けば誘惑のある世界を断ち切ることができ、勉強モードに突入することができます。
しかし家庭学習の場合、文字通り家庭で放課後の時間を過ごすのですから、気を抜くとすぐにダラっとしてしまいます。
また、テレビやゲーム、漫画など誘惑も多くあります。
そこで、家の雰囲気を受験モードにしてみることにしました。
家の中を片付けることで、本人だけでなく、家族全員が受験モードに入るような気がします。
私は、受験だけでなく、何かの節目にはインテリア全体を見直すようにしています。
受験が終わった今は、また家族がリラックス できるような雰囲気に変えました。
今はとっても穏やかな空気が流れています。
長いように感じますが、受験のための張り詰めた空気感は1〜2年くらいかと思います。
受験生本人だけでなく、家族も協力しやすくするために、インテリアから見直してみませんか。
一人で勉強できるスペースを作る。
我が家の場合、兄弟で同じ部屋を使用していましたが、受験を期に長男だけを一人部屋にしました。
部屋の中のレイアウトなどは長男に全て任せましたが勉強に不要なおもちゃや漫画は部屋に持ち込まないようにし、ちょうど良い機会なので本人に不要なものを処分させました。
もう子どもっぽいものからは卒業し、受験生になるんだ!と本人のモチベーションも変化したように見えました。
また、部屋には大きなホワイトボードを用意しました。
その日に理解したことをもう一度私に説明させるためです。
「習ったことや、新しく覚えたことなどを他の人に説明する」という行為で記憶の定着率が随分と上がりました。
誘惑のあるものは1箇所にまとめる。
ただでさえ好きでない勉強、ちょっと気を抜くと漫画やゲームに脱線してしまうので、我が家はリビングのコーナーに漫画を移動させました。
また、次男には大変申し訳なかったけれど、ゲームは祖母の家に移動させました。
週末に祖母の家に遊びに行き、そこだけで存分にゲームを楽しんでもらいました。
ちょっとやりすぎかと思いましたが、ゲームをやりたいがために勉強を雑に切り上げることが多かったための措置です。
オンとオフを切り替え、勉強せざるを得ない状況を無理やり作り出しました。
リビングに本棚を。
リビングに本棚を置きラグを敷いて、学習漫画を中心に休憩中や息抜きに読んでもらうように工夫しました。
大好きなワンピースの漫画はバスケットなどに入れ、手に取れるまでをあえて面倒にするようにしました。
学習漫画はいろいろ揃えてみましたが、歴史は王道の角川シリーズ。
こちらは大人が読んでも勉強になりますが、歴史に興味がない小学生には少しハードルが高すぎるかもしれません。その場合は、こちらのほうがおすすめです。
角川シリーズより中学入試に出る内容のみをピックアップしているので、こちらのシリーズを多く揃えました。
また社会だけでなく、慣用句や同音異議語など、覚えなければいけないものが盛り沢山。
なるべく楽しく覚えてもらいたいので、こちらを使用しました。
まず、みんな大好きクレヨンしんちゃん。
そして同音異義などはこちら。こちらも人気のちびまるこちゃん。
同音異義、同訓異義など、まんがを丸ごと暗記するつもりで何度も読んでもらいました。
いろんな本を見てみましたが、この2冊が我が家の男子にはわかりやすかったようです。
兄弟の習い事の管理。
受験生本人である長男は、6年生に進級すると同時にスイミングクラブを退会し、放課後は家庭学習のみで過ごしました。
本気で取り組むがゆえに、スイミングクラブの練習の日は疲れてしまい、帰宅してからほとんど勉強が手につかないことが多くなりました。
中学受験の目的の大部分に「中学から水泳部に入りたい」という希望がありましたので、水泳部に入部するために水泳を中断するという、なんだか本末転倒な感じはしましたが、全て本人の意思に任せました。
次男はいくつか好きな習い事をしていましたが、次男が習い事に出かけている間が一番集中して親子で向き合える時間となりました。
やはり均等に手をかけたいと思うのが親心ですが、特に最後の1年は次男にたくさん我慢させてしまいました。週末のお出かけや、テレビの時間、旅行、、仕方のないことかもしれませんが、それも含めて受験生のいる生活なのだと痛感しました。
休校措置の間に、、
ちょうど今はコロナウィルスで休校措置中です。
実際にハッシュタグで「おうち時間」と検索してみると、家の断捨離をしている方も多く見かけます。
我が家でも年末の大掃除シーズンは受験直前の追い込みとなり、掃除どころの雰囲気ではなくなりました。
この外出自粛の期間を利用して、受験モードに切り替えるための模様替えを検討してみてはいかがでしょうか?
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