全国テストを利用する【首都模試】

テスト

家庭学習のみで学習していると、時間に追われる感が出ず、ダラダラしがちだったので、子どもの学力を把握するためというよりは、子どものやる気スイッチをONにするために模試を受けてみることにしました。
しかし通塾していないために情報量が圧倒的に少なく、どこの模試を受ければいいのか迷ってしまったので、自分なりに調べてみることにしました。

どんな模試があるの?

調べてみると、中学受験生を対象にした模試は大きく分けて次の4つがあることがわかりました。

「日能研」主催の模試
「四谷大塚」主催の模試
「SAPIX」主催の模試
「首都圏模試センター」の模試

基本は現在通っている塾の模試を受けますが、志望校への受験者が多い模試を受けるとより精度の高い結果を得られるので、いくつか模試を選択して受験するといいということがわかりました。

また通塾している生徒は、その塾主催の週テストを毎週受けているので、完全アウェイな我が家では相当レベルが高いであろうと判断し、比較的難易度が低めな首都模試を毎回受け、学力把握の目安にしようということになりました。

また模試には学力の把握だけでなく、もちろん受験本番を見据えたテスト慣れの効果や、学校見学ができるメリット、同時開催される保護者向けの中学受験情報公開もあったので、情弱な我が家にはとても役に立ちました。

首都模試 統一合判って何?

首都模試とは首都圏最大規模の模試のことです。https://www.syutoken-mosi.co.jp

また、昨年度まで各模試の名称が「統一合判」でしたが、今年度より「合判模試」と名称が変更となったようです。

模試を受けると志望校についてのアドバイス、志望校に対する併願情報、志望校6校までの入試を全判定してくれるので、試験日程を組む際に役立つ情報を十分に得ることができます。

首都模試の6年生の参加者は、9月以降になると12500~13500人と大変多くなるので、合否判定の精度がぐんと上がってきます。

いつ、どこで開催されるの?

以下、首都圏模試センターHPに掲載されていた2020年度の模試日程です。

*4/19(日)開催予定だった合判模試は、コロナウィルス感染拡大防止のため5/24(日)に延期(自宅受験)になったそうです。詳しくはHPをご確認ください。

会場については毎回変更となるのでHPで確認してみてください。

申込方法は?

HPのマイページから登録します。

個人での申し込みももちろん可能です。

対策は必要?

事前に出題範囲が告知されます。通塾している子どもたちが、だいたいこの順序で学習しているということがわかり、参考書の1ページ目から学習していた我が家は度肝を抜かれたのを覚えています(笑)
学習スケジュールを立てるのに大変役立ち、この出題範囲に従って学習を進めていくようにしました。

また、過去問も販売されているので、練習用にも購入しました。

こちらには、試験結果を入力すると、web簡易判定で偏差値や志望校の合格率を算出することができるパスワードが付録でついてきます。

過去問を実際に使用してみて、テスト内容だけでなく。意外にも受験番号や解答用紙の記入の仕方の練習が重要だということがわかりました。

解答用紙の表紙に数字の記入例があるのですが、最初見たとき「こんな字書くこいないでしょ??」と思いましたが、、いました。我が家に。

とにかく。消しゴムもうまく使えておらず、何度も何度も言い聞かせましたが、結局最後まで微妙なまま現在に至ります。ちなみに次男はもっと酷いです。

いつになったら恥ずかしいという思いが湧いてくるのか、もううるさく言いすぎず、その日を待つことにしました。

息子にとっての模試とは??

息子の場合、その日の出来の悪さ具合や、返却された答案用紙や偏差値や合格率を目の当たりにしたところで、落ち込んだ顔を見せはするものの成績向上ややる気向上にはつながりませんでした。

偏差値を上げることにあまり興味がない、、といった感じがしました。

通塾していないせいか周囲の友達がどのくらいの偏差値なのか、どのあたりの志望校なのか、知ることもないし別に知りたくもない。

またそんな息子の向上心の無さに私はストレスがたまり、つい「あれやった?これやった?」と試験対策のために責め立てることが多くなってしまいました。

自宅学習組として、この状況は非常に良くないパターンです。

息子はただ「希望する部活がある学校に入学できればそれでいい。」という気持ちしかなかったので、模試対策なんてしたくないといった感じでした。

そこで思い切って、「入試本番への試験慣れ」という位置づけで受験させることにし、模試の結果に対して親子で一喜一憂しないように心がけました。

あくまで模試は目安であり、入試直前の志望校に特化した学習で挽回もあり得ると考え、普段のやるべきことにフォーカスするようにしました。

とはいえ、いざ結果が送られてくると、鬼の形相を隠しきれないのが辛いところです、、。

模試の直前まで親子で取り組んでいた内容が全く頭に入ってない、あの時の「わかった!!」の返事は一体なんだったのか。
いろいろなことが頭の中をかけめぐります。

そして、案の定6年生後半の志望校合格率と入試結果は全く同じ結果となってしまい、残念ながら一番憧れていた学校に最後までご縁はありませんでした。
模試の精度が実証されたということです。

模試を通して得たもの

受験が終わり、大量のプリント類を処分したときに過去の模試の結果を見て息子がポツリとつぶやきました。

「あの時は自分なりに頑張っていたんだ。でも全然足りなかったんだ。」

そして、「中学は絶対に後悔しない勉強をするよ。」と言ってくれました。

外出自粛が続き、ゲーム三昧で「そんなこと言ったけ?」状態になっているかと思いますが、まだまだ12歳。これから幾度も幾度もテストはやってきます。

その度にこの悔しい思いを少しでも思い出し、バネにできればそれで十分な収穫であったと思っています。

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