通塾しないメリット・デメリット

学習環境

通塾しないで中学受験を決めた理由の1番は「子どものわからないに寄り添える」ことだとこちらのブログに記載しましたが、我が家が実際に感じたメリットは他にもたくさんあります。

通塾しないメリット

他の習い事の継続

我が家の場合、幼少の頃から続けているスポーツがありましたので、本人の希望もあり5年生終了まで続けました。振り返れば6年生になってでも続けられたと思います。

最近はどのご家庭も幼少の頃から習い事を続け、中学受験のために中断したり、諦めてしまったり、それはとてももったいないことだと思います。

通塾によるしばりがない分、習い事の自由度はかなり高くなります。

不要な学習の排除

塾に通っていると必ず膨大な量の宿題が出されます。

もちろん全てをこなせれば問題ないのですが、宿題をやる以前に学習してきた内容の復習や、理解不足の単元を補うことが重要です。

宿題に追われるストレスから解放され、今本当に必要な学習に集中することができます。

送迎が不要

子どもが一人で通学できる場所に塾があればいいのですが、帰宅時間が遅かったり、繁華街を歩いたり、心配で送迎する必要がありません。

また、シンプルに通学に必要な時間で勉強したり休憩することができます。

塾から帰宅して、すぐに勉強!と言うわけにはいきませんよね。

帰宅したらまず食事、休憩、いざ宿題となると、もう寝る時間。

時間に追われる生活から解放されます。

家族と過ごす時間の確保

中学生になると、部活動や友達と過ごす時間が圧倒的に増え、家族で過ごす時間が減少します。

小学生の時ぐらいは家族で一緒に食卓を囲んだり、日曜日は外出したりしたいとどこのご家庭でも思っていることではないでしょうか?

通塾していると食事の時間もバラバラになり、日曜日は模試や特訓で潰れてしまいます。

家族で過ごす何気ない時間にも、中学受験に必要なスキルがたくさんあります。

近年の入試問題も、生活や旅先での出来事に関わる問題が多く出題されたりしています。

家庭学習なら、家族時間に合わせてスケジュールを組むことができます。

睡眠の確保

記憶を定着させるには睡眠が必要であると言われています。

塾通いをしていると、帰宅してから休憩をし、宿題、復習とやることが膨大で睡眠時間が削られてしまいますが、我が家ではだいたい8〜9時間の睡眠を確保することができました。

中には7時間睡眠で十分と言うお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、我が家の場合、睡眠時間が短いと必ず次の日の勉強の質が落ちていたので、最低でも8時間はとるように心がけていました。

通塾しないデメリット

一方、通塾しないデメリットもたくさん感じられました。

勉強モードにさせるのが大変

家族でテレビを見ていたのに、1人で勉強!と言うわけにはいきません。

19時から勉強すると決めたからには、19時までに夕食を済ませ、テレビを消し、全員で勉強モードに入ります。中学受験をしない次男も、学校の宿題や個別の課題など、同じ時間帯にこなすようにしました。

他の子どもからの刺激

1日の勉強量も、週末のテストの結果も、友達の志望校も、一切情報が入ってこないので、他の子どもと競う概念がありませんでした。

振り返ればマイペースな長男には良かったのですが、他の子どもと競うことが好きなタイプのお子さんには物足りないかもしれません。

自分の位置確認

上記に記したことに加え、子どもが今どのくらいの学力なのか、子ども自身で感じることができません。

親は「もっと頑張れ!やればできるよ!!」などと励ましても、「もう十分頑張ってるのに。」と言った具合に親子で頑張ることへの温度差が出てしまいます。

親の時間がなくなる

正直、ここが一番苦しかったです。

私は子どもの勉強と向き合うために断酒しました。

主に夕食後に勉強をする我が家では、夕食時にお酒を飲んでしまうと、「今日はそのくらいでいいんじゃない?」なんて勉強に妥協が出てしまうからです。

また、昼間の空いた時間にも子どもが夜に勉強する内容を予習したりしました。

いざ勉強を始めて質問が来た時に、「ちょっと待ってね。」とコンテンツを探す時間が非常にもったいないのです。

また、夜のお誘いも全てお断りさせていただきました。

私が不在になると、勉強しないからです。

難関校を目指せるお子さんとここが違うところかなと思いますが、残念ながらそんなものかと思います。

我が子は結局受験直前の1月中頃までスイッチが入らないままでした。

子どものやる気問題については、また別の機会に書きたいと思います。

(参考記事ーーーやる気スイッチを入れるタイムラプス学習

結局、、、

中学受験、終わっていればあっという間でしたが、勉強しているその時間はゴールがなかなか見えず、とても長く感じられました。

各ご家庭の状況、悩みはそれぞれだと思います。

どこが子どもの、あるいはご家庭の一番の悩みの種なのかを整理し、通塾あり・なしの選択を早めにした方が気持ちが楽になるのではないかと思います。

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