突然ですが、お子さんの将来の夢はなんでしょうか?
先日試聴していたテレビ番組によると、最近の小学生がなりたい職業ランキングTOP3は、
- Youtuber
- プロサッカー選手
- プロ野球選手
だそうです。
我が家の息子たちの夢は何かというと、まさに1位の「Youtuber」とのこと。長男は「プロゲーマー」も視野に入れているそうです。

もちろん子供の夢ですから、親がどうのこうの言う筋合いなどはありません。
我が家では、プロ野球選手、プロサッカー選手と同様にプロゲーマーを目指すこともなんら変わりはない、と子どもたちに話しています。
またYoutuberについてもどのジャンルの動画を配信するにもよるかと思いますが、息子たちはゲーム実況などを配信していきたいとのこと。
そのためにはなるべくたくさんのゲーム時間を確保して、様々な技を身につけなければならない、と熱く語ってきました。
高校や大学に進学する意味がない?!
さまざまなメディアでYoutuberの成功体験や、どれくらいの報酬を受け取ることができるかなどの情報を知る機会があり、息子たちは簡単な動画投稿で高額な報酬を手に入れられると考えているようでした。
とにかく今はゲームに全時間を費やさなければならないので、勉強など意味がない。まして高額報酬が手に入るのだから、高校進学はもちろん、大学進学など必要ないのではないか?
そんなことを真剣に考えているようでしたので、将来について一緒に考えられるいいきっかけかと思い、こちらの本を見せてみました。
職業図鑑です。
こちらの職業図鑑は、Youtuberなどの最新人気職業はもちろん、レアな職業だと鷹匠やポーカー選手、特殊清掃員に至るまで網羅されている、大人が読んでも楽しい内容となっています。
表紙からもわかるように、RPG風のキャラクターでさまざまな職業を紹介されており、ビジュアル的にも素敵な上に、職業の詳しい説明はもちろん、
・平均給料
・初任給
・生涯賃金
・年齢別の給料推移グラフ
が掲載されており、一番見てもらいたい「その職業に就くために必要なスキル」まで説明されていることがおすすめポイントです。
Youtuberの現実を思い知らされた息子たち
息子たちが真っ先に開いた「Youtuber」のページ。
著作権の関係でが画像を載せることはできませんが、図鑑を見て愕然としていました。
それは、
初任給 1万円 の文字。
動画1再生につき平均0.02~0.2円が収入となりますが、国内外でかなりの人数が専業となってきているため、人気を得るのが難しくおよそ8割以上の人が月1000円未満の収入となっているとのこと。
この現実を知り、息子たちは職業図鑑を夢中で読み始めました。
目標を定め、学習プランを練る
そこで長男が見つけた新たな目標は、「ゲームプランナー」という職業だそうです。
ゲームプランナーの仕事は幅が広く、一概に定義できないようですが、ゲーム全体のコンセプトを決めるため、ゲーム好きな息子にとってはまさに天職となるでしょう。
海外でのヒットも視野に入れなければいけないので。英語は必須科目となるとも記載されていました。
「有名なゲーム会社に就職できたらいいな」と目を輝かせていたので、「有名なゲーム会社に就職するためには、せめてGMARCHは卒業したいところだね。」と話をしてみました。
「有名なゲーム会社に就職できたらいいな」と目を輝かせていたので、「有名なゲーム会社に就職するためには、せめてGMARCHは卒業したいところだね。」と話をしてみました。

やる気スイッチはどこにあるかわからない
今までは「周りが中学受験をするから自分も挑戦してみたい。」とか、「成績が悪いと怒られるから勉強しなくちゃ。」などと、漠然とした目的で日々の学習をしていましたが、こちらの職業図鑑を読んでからは少しやる気スイッチが入ってきたようです。
また、職業図鑑にある社会の現実にも目を向けることができ、少し緊張感を持って勉強するようになってきました。
中学受験勉強の息抜きに、親子でページをめくってみてはいかがでしょうか?
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